KDDIのiidaはデザイン重視
KDDIのiidaは携帯電話の新ブランドで、「innovation」「imagination」「design」「art」の頭文字からネーミングされました。これまでの携帯電話が機能的なことに比べると、KDDIのiidaはデザイン重視で作られています。
さらに今後はデザイン力を高め、革新性や創造性、芸術性を盛り込んで、ユーザーの豊かな暮らしを創造することを目標に掲げています。2001年より「au design project」をブランド展開し、これまでの携帯電話とは異なったデザインコンセプト重視の製品開発を行ってきた結果、KDDIのiidaブランド第一弾として、道具としての上質感、そして使い心地を追求したグローバルパスポート対応の携帯電話で、ステンレスフレーム採用のスライドタイプの「G9」やワンセグや携帯電話で撮影した画像を映し出すことができる超小型のプロジェクター「Mobile pico projector」が発売されます。
KDDIのiidaは遊び心を加えてライフスタイルも提案する
またKDDIのiidaでも外部デザイナーとのコラボレーションしたアート感覚の携帯も人気を集めています。世界的な芸術家の草間彌生氏による感性豊かな3作品「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」、「私の犬のリンリン」、「宇宙へ行くときのハンドバッグ」は、これまでにない細密な手作業や高度な印刷技術を駆使することで携帯電話としては考えられない時間と手間をかけて作られています。一見、どれも携帯電話には見えませんが、意外にも携帯電話の機能は全く失っておらず、電話やメール機能があれば十分だという女性層を主なターゲットとして、クオリティーの高さと存在感を提案しています。
KDDIのiidaはユーザーの暮らしをデザインする商品作りを心がけているので、インパクトのある形状ではなく、人が心地良いと感じる形を追求した結果、これらのデザインにたどり着いたのです。またカラーにもこだわりを見せていて、雲の重なりが生み出す自然なグラデーションでホワイトを表現し、夕日に染まる空の微妙なニュアンスをピンクで、また月明かりに照らされた夜の海をブラックで表現しています。
使いやすさと質感、手で触った時の感触だけではなく、さらに遊び心を加えてライフスタイルを提案していますが、これらは多様化するユーザーのニーズを常に考えているからです。
周辺機器までデザインにこだわったKDDIのiida
KDDIのiidaブランドを発表した代表取締役社長兼会長の小野寺正氏は、「利用者ををドキドキさせる製品を展開していきたい」と言い、端末だけではなく、周辺機器までデザインにこだわりました。
部屋に観葉植物を飾っているかのように、充電コードをツタのように変身させたのです。携帯電話にも個性があるのですから、充電器にも個性があっていいですね。KDDIのiidaから今後ますます目が離せません。